タイ・ライオンエア搭乗記 カトマンズ→バンコク→成田【荷物・機内食・クレジットカード】

節約派の旅人にとって今やLCCは外せない選択肢だと思います。2018年12月以降、特に日本行きの便数を増やしているのがタイライオンエア。成田発着に加え、2019年2月からは福岡、3月からは関空と中部と着々と路線を広げつつあります。

 

一方、公式サイトからは日本発行のキャッシュカードでは決済ができないなど、いまいち不安も残るのも事実。チケットは他のサイトを通して買えたとしても、やはり不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 それで今回私たちは、ExpediaUSAでチケットを取ってカトマンズ→バンコク・ドンムアン→成田の便に搭乗してきましたので、気になるチェックイン、期待の快適さ、乗り継ぎなど詳しくレポートしたいと思います。

 


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タイ・ライオンエアの安全性

ライオンエアと聞いて多くの人が思い出すのが、2018年10月29日に起きた、インドネシアの「ライオンエア」の墜落事故だと思います。2018年の「AirlineRatings.com」のレーティングでは「ライオンエア」の評価は7段階中6と高評価だったので、この事故はショッキングでした。(この調査でタイ・ライオンエアは5/7。高くも低くもないというところです)

安全性のレーティングは、事故が起きれば下がるし、起きなければ上がるというシステムなので、高ければ全く問題ないと言えないのが微妙なところです。この事故でタイ・ライオンエアにも不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一つ忘れないでいていただきたいのは、「ライオンエア」「タイ・ライオンエア」は系列会社ではあるものの、別国籍、別会社だという点です。日本の国土交通省はこの事故の直後の11月2日付でタイ・ライオンエアに運送事業の許可を与えています。その時に国土交通省はタイ・ライオンエアとライオンエアは管理している国が異なっており、タイ・ライオンエアについてはタイ当局が安全性を認めているというコメントを発表しています。なのでタイ・ライオンエアを利用するかどうかは、こうした点を考慮に入れながらご自分で判断していただければと思います。

タイ・ライオンエアのサポート体制

さて私達のフライトの前に、インターネットを見ると私たちが行くちょうどその数日間にバンコク・ドンムアン空港の工事が行われるため、急の遅延、キャンセルもあるかもしれないという情報が載っていました。

大丈夫かなと少し不安を感じていたところ、案の定フライト数日前に、「フライト時間が30分遅くなる」というスケジュール変更の連絡がありました。しかしこの件についてはExpediaUSAからメールとSMSで連絡が来たのに加え、何とタイ・ライオンエアからもしっかりとメールで案内が来ていました。このあたりの対応がちゃんとしているのは安心材料ですね。

チェックイン時の対応と受託・機内持ち込み荷物について

さてフライト当日、カトマンズ・トリブバン空港のタイ・ライオンエアのチェックインカウンターはエコノミーカウンターが2つ開いていました。並んでいる人は少ないものの、一組一組にかかる時間が長くかかっているようでした。

私たちがチケットを購入した時点では一人20kgの受託手荷物(預入荷物)が無料でついてきていました。
※現在はエコノミークラスのチケットでは受託手荷物の無料枠は廃止されました。詳しくは後の受託手荷物(スーツケース等の預入)についての項目をご覧ください)
私達の預け入れ荷物は二人でスーツケース3個。LCCなのでラゲッジスケールで重さを量ってきっちり40kgです。実際の私達の番になってみると、一つ一つのスーツケースの重さをはかられましたが、個数の件で何か言われることも無く、問題なく預け入れできました。念のためカウンターで確認しましたが、途中乗換があっても成田までスルーバゲージで行けるとのことでした。
旅の直前にお土産を買うと重量オーバーが心配になるものです。特にLCCの場合には、事前に重さをきっちり量ると安心なので、私たちにはラゲッジスケールは必需品です。
私たちが事前に調べたネット情報では、タイ・ライオンエアは機内持ち込み荷物の重量にも厳しいとありました。私たちも過去にはベトナムの激安LCCベトジェットエアの国際線で、実際に手荷物の重さを測られたことがあったので、今回も油断せずに7キロの制限以内に抑え、且つできるだけ軽そうに見えるように振る舞って行動しました。(チケットカウンターで目視で確認されることもあります)しかし手荷物の重さを測られるような場面はありませんでした。
 とはいえ、チェックインカウンターの前後では、荷物に関するゴタゴタが起きていたようなので、タイライオンエアを利用する予定の方は、預入荷物・手荷物共に重量の規定はしっかり守られるようおすすめします。
私たちが使っているラゲッジスケール。わずか95グラムで旅行に負担をかけません。

カトマンズ→バンコク・ドンムアン線の機材とサービス

Kathmandu Airport

カトマンズ→バンコク・ドンムアンの機材はボーイング737-900ER。3+3のコンパクトな機体で座席数は215席です。しかし乗り込んでしてびっくり。搭乗率は3割行くか行かないかのガラ空き。チケット安くてガラガラって、大丈夫かこの路線?空いているのはうれしいのですが、心配にもなります。エアアジアがカトマンズ線から撤退した今、タイライオンエアには頑張ってほしいのですが… 。

シート

前5列はライオンシートという優先搭乗者のためのシートがありましたが、赤いヘッドカバーがかけてある以外、後ろのシートととは全く違いはありませんでした。シートはシンプルで個別モニターも、前方モニターもなし。ホームページの情報によればシートピッチは29インチ、シート幅17インチと狭いのですが、実際に乗り込むとそれほど狭くは感じませんでした
特に足元はフットレストも何も無くがらんどうになっている分、前の座席の下に足を滑り込ませれば、足も延ばして乗ることができます。以前LCCのエアアジアでの移動が少しきつかったと感じたことがあったのですが、それよりも数値的には狭いにもかかわらず乗り心地は良く感じました。(あくまでも個人の主観です)
In the plane
空席だらけの機内の様子

ミール

 飛行機は定刻どおりに出発し、離陸から30分後には、まずオンラインで購入した人のミールが配られ、その後全員に水のボトル、それから15分後にキャビンスナックが配られました。パン生地の中にホワイトソースとチーズベースのソースが入っていて、味はなかなか悪くなかったです。
Kathmandu line meal
フライトは何も問題なく定刻通り到着でした

バンコク・ドンムアン線→成田の機材とサービス

 

ドンムアン→成田便は現地時間午前1時発です。ボーディングタイム前に出発ゲートに集まった人たちを見ると、タイ人6割、その他外国人3割、日本人1割といった割合です。カトマンズ便とは打って変わって搭乗率は9割くらい。タイ人観光客の増加が見てとれますが、日本人が少ないのが気になりました。日本人客も便利に利用できるよう、公式サイトでのカード決済など、キッチリとしたシステム整備が期待されます。

Bangkok Airport

シート

機体はエアバスA300-300。3+3+3席のシートですが、私達の乗った後部座席は、機体が狭まっている関係で2+3+2になっていました。シートピッチは31シート幅19。ボーイング736-900ERよりは余裕がある設定でした。
私たちは2列席に二人で座ったので遠慮なくもぞもぞと動けて助かりました。相変わらず足元はがらんどうなので、前の座席の下に足を入れて伸ばすことができます。座面はさっきのボーイングより硬めで垂直に近かったです。6時間10分のフライトなのでリクライニングしても体には少し負担でした。
In the plane
こちらは乗り込んだ直後の写真、席はこのあと埋まりました。

エンターテインメント

 LCCにもかかわらず背面モニターもついていて、映画、テレビ、ゲーム、フライトマップが表示可能です。設定言語は英語とタイ語のみで、日本語のエンターテイメントはありませんが、LCCにしてはがんばっているみたいです。USB端子付きなので、自分のモバイルのムービーなども映せると思います。ですがイヤホンの貸出はなかったので、自分でイヤホンを持参するのを忘れないでください。
monitor

機内食

定刻通りに出発し、離陸後しばらくしてパンとオレンジジュースが入った小袋が配られました。オレンジジュースは100ccほど、パンはクリームが少々入っている程度ですが、深夜便なのでこんなものでも十分かと思います。
ただ、その後水のボトルは配られませんでした。機内は乾燥していますので、水は持ち込むことをおすすめします。タイ・ドムアン空港内に、水筒に補給できる給水器もありました。水筒やペットボトルにはそちらで補給して下さいね。
Narita Line Mir
機内アナウンスは機長のタイ語、英語でのアナウンスのあと、おそらくタイ人CAによる日本語のアナウンスもありました。日本人CAもいるのになぜ?と思いましたが、たどたどしいながらも内容を理解するには十分なアナウンスでした。頑張れ~!
飛行時間は到着2時間前から入国カード配布、予約者への朝食配布などが行われ、その後外国人用の入国カードと英語の税関申請用紙が渡されました。 成田には定刻より少々早く到着。私たちは後ろの席だったので降りるのに少し時間がかかったのですが、預入荷物受け取り所のコンベアには全部の荷物が回っている状態でした。私たちの荷物もすべて無事に受け取ることができました。

受託手荷物(スーツケース等の預入)について

2019年1月15日以降購入分から受託手荷物の規定が変わり、従来20kgまで無料で預入できていた受託手荷物の枠が廃止になっています。なので、スーツケース等を預け入れたい場合は、別途荷物を購入しなければならなくなりました。(プレミアムエコノミーの場合は30kg×2個まで無料)
タイ・ライオンエアのホームページによると、2019年3月現在受託手荷物の追加料金は以下の通りです
日本⇔バンコク便の場合 (1THB=3.6円で換算)
 +20kg THB 975 (¥3510)
 +25kg THB 1,275 (¥4590)
 +30kg THB 1,575 (¥5670)
ちなみに機内持ち込み荷物については従来通り7kgまで無料です。

クレジットカードが使用できない? 航空券・荷物を購入する時の対処法

現在のところ、タイ・ライオンエアの公式ホームページではタイとインドネシアで発行されたクレジットカードだけが使用できるシステムになっています。なので日本発行のクレジットカードで決済をすることはできません。
では、どうやってチケットを購入すればよいのでしょうか?
航空券は航空券予約サイトを通せば簡単に購入できます。しかし後で荷物を追加しようとした場合、少々問題が生じます。公式サイトからでは追加荷物の購入ができない可能性が高いので、受託手荷物の追加を考えておられる方はチケットを購入する時点で、航空券予約サイトを通して荷物も追加できるか確認することをお勧めいたします。
しかし注意点が一つ! Skyscannerなどのチケットサイトに登録している航空券購入サイトは海外のサイトがほとんどです。なので日本語での対応ができない、または日本語でやり取りしたとしても実際の対応をしてくれないサイトも存在しています。
以前タイライオンエアの関連会社マリンドエアを利用した時、荷物の容量を増やそうと問い合わせをしたところ「旅行会社に直接電話して訪ねてください」という返答をされて困ったことがありました。英語のみの対応でした。特に日本に問い合わせ電話番号がない場合などは大変です。
なので、荷物を預け入れしたいと思う方は、予約する時点で荷物の追加購入は可能かを問い合わせてからチケットを購入されることをお勧めします。
日本の代理店(HISなど)ならそのあたりはきちっと対応してくれることと思いますので、そちらを利用することをお勧めします。

 

タイライオンエアに乗ってみた感想・注意点

以上がカトマンズ→バンコク・ドンムアン→成田行きのタイライオンエアの搭乗リポートです。

個人的な感想としては、機材を含めLCCとしてはよく考えられていて、チケットの値段が安ければ割り切って使うのに良い航空会社なのではないかと思います。

ただ、公式サイトで日本発行のクレジットカードを使えない点は何とかならないかと感じます。実際の利用客はタイ人観光客がメインなので会社としてはそれでも問題ないと考えているのかもしれませんが、多くの日本人にとっては使いたくてもハードルが高くなってしまうと思います。
でも実際乗ってみて、タイに行くにもネパールに行くにもタイ・ライオンエアは魅力的な選択肢です。
皆さんのチケット選びの参考になさってください。
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Kathmandu Airport
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