ネパールの極上パシュミナ お土産におすすめの理由と相場と買い方

 ネパールを訪れる人のほとんどが、パシュミナをお土産にされることと思います。
私たちも、すっかりパシュミナファンになった義母から、毎年パシュミナを買ってくるよう頼まれます。 義母いわく「この肌触りは他では得られない。質がよくて、品が良い(ここ最も強調‥笑)のよね〜!」
 今日は、ネパールのパシュミナがなぜそんなに魅力的なのか、ご紹介したいと思います。

こぴらはタイのバンコクでパシュミナに出逢う

こぴらは5年くらい前ですがタイを訪れた時に、バンコクのショッピングモールで、パシュミナを見つけました。日本で買うと、5,000円はしそうなパシュミナマフラーが、確か250バーツ(800円)くらい。目が点になり、本当だろうかー?と、しばらくの間手にとって眺めていました。

ウールのマフラーより光沢があり、なめらか。カラフルで可愛い。何度見ても250バーツだったので、1枚買って帰りました。それがこちらです。 
pink color pashmina
今でもへたらず使っている愛用品の1枚です。 タグにはMade in Nepal の文字が。「へー、ネパール産なんだぁ。タイはネパールが近いから安く仕入れられるのかな?」 それがパシュミナとの最初の出逢いでした。

パシュミナって何?

そもそもパシュミナって何でしょう?英語のcashmereは「カシミヤ」と発音されることが多いですが、それがなまって「パシュミナ」と呼ばれるとか?基本的には、カシミヤと同じ意味だと理解して良いようです。 

そして「カシミヤ」は、インドのカシミール地方のカシミヤヤギから取られた、やわらかく繊細なウール繊維のことです。光沢があり希少価値が高いため、「繊維の宝石」と呼ばれるそうです。
 このふかふかの毛に覆われたカシミヤヤギが生息するのは、インドのカシミール地方、モンゴル、中国、イラン、パキスタン、そしてネパールのムスタンなどの山間部と言われています。 
カシミヤは誰もが知る高級素材。日本でも、カシミヤ製品は軽くて質がよいものの高級品です。また多くの場合「カシミヤ」製品は、繊維をフェルト状にしていますが、「パシュミナ」は繊維を糸から織物に織り上げたもので、よりしなやかで軽いという特徴があります。

パシュミナはネパールの特産品

ネパールの産業のうち、製造業5.5%、卸売業14.2% です。そして、海外(隣国インド・中国をのぞく)への輸出品のうち、パシュミナは9.1%で羊毛カーペット、既製服に続く第3位です{※}。

パシュミナがネパールの特産品であることは、カトマンズのツーリストエリア・タメル地区を歩くと、すぐに気づきます。パシュミナ屋さんの多いこと!100 軒以上あると思います。
in kathmandu
『ウイメンズ スキル ディべロップメント』
 実際、ネパールのムスタン地方のカシミヤヤギから作られたものが、どのくらいの割合か分かりません。モンゴルからのカシミヤ糸も中国経由で輸入できるため、材料が調達しやすいようです。
そして、パシュミナのメリットはお手頃で高品質なことに加えて、軽いこと。つまり、陸の孤島で流通経路が圧倒的に不利なネパールでも、輸出がしやすいメリットがあります。 
{※}在ネパール日本国大使館『図説 ネパール経済2016』参照 

パシュミナ工房の見学

私たちが、よくパシュミナを購入するのは、タメルの老舗ホテル“カトマンドゥ・ゲストハウス”の前にある『Bajra Pshumina Handi Crafts』さんです。

ビカースさんご夫婦が営んでおられる小さなお店ですが、自社工場をお持ちとのことで、工房の見学をさせていただきました。 タメルからタクシーで10分ほどの、住宅街の地下室が工房になっていました。 
pashuminafactory in kathmandu
こちらの住宅街の中にパシュミナ工房があります
「カットゥン カットゥン カットゥン……」 独特の音が響きます。
工程はシンプルだそうです。
1.パシュミナの生糸をダゴ(巻き)ごと染色して、乾かす。 
2.染色したパシュミナのダゴ(巻き)を、機織り機で布のように織り上げる。
3.機織りした物を、機械を使って裁断する。
4. タグを付ける。
pure pashmina yarm
こちらはパシュミナの生糸
インドとの国境・ネパールガンジから出てこられた二人のお兄さんミランさんとビカースさんが、足踏み機織り機を動かしていました。
a man warking in factory
mr.bikaasu
お話を伺ってみると、足踏み機械でパシュミナを織り上げていく作業で、1日1人当たり8-9反のパシュミナが仕上げられるそうです。1反織り上げていくらの歩合制。単価が安いため、カトマンズの若者たちはやりたがらず、ネパールの地方から出て来た若者にまかせているとか。 そして、1反のパシュミナから、15~20枚のパシュミナに加工できるそうです。 
weaving machine
weaving machine2
繊細なパシュミナ糸を丁寧に織り上げていきます
実際はネパール産のカシミヤ糸は生産量は多くなく、あるお店はモンゴルからカシミヤ糸を取り寄せて生産されていました。それでも、原材料が高していて、キロあたりRs.8,000 ほどすると頭を抱えておられました。 
いずれにしても、“家内制工業”のような小さな工房で丁寧に作られたものが、カトマンズのお店には並んでいることがわかりました。
✿機織りの様子をご覧になりたい方はこちら

パシュミナの種類

厚手柄物パシュミナRs.700〜1,000くらい{※※}
 こぴらが最初に買ったのが、このタイプ。丈夫さを出すため、縦糸にシルクを使っています。ある程度厚みもあり、真冬でも使えます。シャンプーなどで手洗いも可能で、日常使いにおすすめ。 
薄手お手軽パシュミナRs.900〜1,500 
シルクは使用せずナイロンを混紡した、軽くてふわふわのパシュミナ。若い人向けのお土産に良さそうです。 
極上パシュミナRs.3,500〜15,000 
parplepinkcherry pink
カシミヤ100%で、透け感のある軽いパシュミナ。数年前にファッション業界でブレイクしたのも、こちらのタイプです。上品な光沢がある高級品。無地が基本ですが、柄物も見かけます。薄手なので、秋口〜春先まで長く使えます。大切な人のお土産にはこちらをおすすめします。風合を保つためにドライクリーニングが必要です。 
※こちらのパシュミナ メルカリにて販売中!くわしくは後ほどご紹介しています。
【極上柄物パシュミナ】Rs.3,500~15,000
pashmina in nepal
空気のように軽い柄物のパシュミナです。とても人気がありますが、柄物だけにお土産には好みがあり選ぶのは少し難しそうですね。
柄物を買うなら下で紹介している『ウイメンズ スキル ディべロップメント』 さんやその界隈のお店は、センスが良くておススメです!
マフラータイプのパシュミナRs.2,000 〜5,000  
日本でいわゆるマフラーの形をしたパシュミナ。扱っているお店は少ないですが、探すと数件あります。男性向けには一番買いやすいです。ご夫婦にペアで差し上げても喜ばれそうです。
 ✿マフラータイプの質の良いパシュミナを扱っているのは、こちらのお店です。 
『ウイメンズ スキル ディべロップメント』 

コーヒーショップ“ヒマラヤン・ジャバ”の入口のすぐ右のパシュミナ屋さん。 

ゆっくり買い物させてくれるやさしい店主さんです

コーヒーショップ“ヒマラヤン・ジャバ”の入口のすぐ右のパシュミナ屋さん。 

 【ウォーターパシュミナRs.900〜1,200
シルクにナイロンとほんの少しカシミヤを混ぜた素材で、光沢があります。パシュミナと言えるかは疑問ですが、気軽に使えるので重宝します。私たちはタライ地方に住んでいるので、秋〜冬までこちらを愛用しています。朝の冷え込みにも対応でき、日中気温が上がってきてもさらっとして快適です。生産しているお店が少ないので、ちょっと探さないといけません。 
{※※}ネパールの物価は年々値上がりしています。値段は2019年10月現在のものです。

100%パシュミナの表示をどう見るか?

タグに100%パシュミナと書いてあっても、残念ながら信用はできません。 価格が安いものは、実際にはパシュミナの混紡率が低いけれど、100%と書いてある。

 見分け方は・・・ 私たちの行くお店で聞いたのですが、 実はパシュミナは天然の毛なのでたんぱく質。燃やしてみると、本物は髪の毛を燃やしたような臭いがするんだよと、表面の起き毛を集めて実演してくれました。 そして、同じような見た目の混紡繊維でも実際にやってもらったのですが、確かに化繊配合の物と100%では臭いが違っていました。
 とはいえお店で燃やしてみて、と頼むのはできないかもしれません。でも本物のパシュミナは手触りが違うので、いくつかの店を回って良いものを手に取って触り心地を確かめて、覚えておきます。 そのように、本物を触って触感で確かめるのがベターです。“本物を知っている人は偽物を見分けられる”というあの原則です。

パシュミナを買うならカトマンズ

ネパールのパシュミナは、ほとんどがカトマンズの周辺の工房で生産されているようです。ポカラのレイクサイドにもパシュミナ屋さんは多いですが、お値段は割高です。ぜひカトマンズのタメル地区で購入しましょう。

 

パシュミナはこんな風に買うと良い!

タメル地区を歩くと、パシュミナ屋さんの多さに圧倒されます。まずはぶらぶら歩いてみて、自分の好きなデザインがないか見て回りましょう。そして必ず数件、はしごしてから検討しましょう。まとめ買いするとけっこう安くしてくれます。

 お店では、
◎値段「カティ ホ?(いくらですか?)」
◎おすすめ品 「クン チャヒン サッバンダ ラムロ チャ?(どれがいちばんいいですか?)」(目を肥やすために良いものを見せてもらっておくと良いです、必ずしも買う必要はありません)
◎自社工場を持っているか「タパインハルコ アフノ ファクトリー チャ キ ?」 
(自社工場があるならマージンがないので、安くなります)
◎いくらまで安くなるか「サスト ガルノス ナ。カティマ ミルチャ?(安くして下さいよ。いくらになりますか?)」笑顔で感じよく言いましょう。
を聞きましょう。 
ネパールのお土産屋さんの大半は、お客が値切って買うことを想定して、最初の言い値は高く設定されています。値切らないと損しますよー!頑張って交渉しましょう交渉の目安は、言い値より20%から30%安くなったあたりです。(購入数が多いと割引率も良くなります)。ただし、あまりに強引な交渉をするとお店の人に嫌われるので、注意しましょう。

パシュミナ買ってきました

私たちはいくつかお店を見て回った結果、品質が良くてお値段も良心的な『Bajra Pshumina Handi Crafts』ショップを一番利用しています。

pashmina shop in kathmandu

こちらのお店です。ホテル“カトマンドゥゲストハウス”のゲートの真向かいになります。
ビカースさんご夫婦が営むこちらのお店、自社工場をお持ちで、毛玉の出来ない軽いパシュミナにこだわって、生産されています。 今回、工房を見学させて頂いたのも、本物のパシュミナ繊維を燃やす実演をしてくれたのも、こちらのお店です。ビカースさんの工房では、足踏み機織機を使って丁寧に作られています。パシュミナの風合いもふわふわで、頬ずりしたくなりますよ(*^^*) 

こちらの極上パシュミナ『メルカリ』にて出品中です

百貨店やパシュミナ専門のネットショップでは、2-3万円で売られている品質のものですが、お安く出品しています。 ご興味のある方は、メルカリをご覧下さいね。ハンドルネーム“Kopila”で出品中です。「ネパール 極上パシュミナ」で検索してもらえると見つかります。

 

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まとめ

ネパールのパシュミナの雰囲気が伝わったでしょうか?現地でないとここまで安価では買えないのが、パシュミナです。ご自身の旅の思い出に、親しい方へのお土産に、ぜひ少し多めに買って帰られることをおすすめします。

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