ネパールの生活ってどこが違うの?ネパールの生活事情②マナーの概念が違う

日本人については、「礼節を重んじる国民」として知られていますね。

電通世界 16 地域で日本のイメージや興味・関心を調査したところ、次のような結果になっています。 

16 地域全体では、「勤勉な」「礼儀正しい」という日本人の真面目さを連想させる項目が、他を引き離してのトップ2でした。

 

ネパールでも、日本人のきちんと挨拶する、ありがとうと言うところが、すごく好き!と友人から言われたことがあります。

知らず知らずに日本では、他の人を優先したり、マナーを守れることを、人として美しいと考えています。…いえ、そういう教育を受けているのですよね。 

でも、“日本の常識は世界の非常識”…ネパールでは、“礼儀”という概念がないようにも思えることも多々あります。

いずれにせよ、日本とはだいぶ様子の違うネパール事情‼

今回は、ネパールで暮らしてみて、驚いたこと、感心すること、そして海外で暮らすと見えてくる、日本人像をまとめてみたいと思います。

今回の内容は、あくまで日本とネパールの違いを考察するものです。日本人だと必ずこう、またはネパール人だと皆がそうだと、決めつける意図ではありませんので、ご了承ください。

 

敬意をもって呼びかけるネパール人

 

ネパール人は初めて会う人やお客さんに“ハジュール”と呼びかけます。

ネパール語では あなた→タパイン あなた様→ハジュール

という使い分けです。

なので、こぴらはよっぽど目上の人でないと“ハジュール”とは呼びにくいのですが、他の人に敬意を示すために普通に“ハジュール”といえるネパール人に頭が下がります。

ネパールでも、目上の人に敬意を示して、“ディディ(お姉さん)”“アンティ(おばさん)”“アンクル(おじさん)”などと、敬意と親しみを込めて呼んでいます。目上の人と話すときには、自分の意見は後で言う奥ゆかしさも日本と似ているかもしれません。

 

ネパールでは道でつばを吐くのは普通

in kathmandu
こんな人込みでも唾を吐く人が大勢

 

最初にネパールに旅行して驚いたのが、カトマンズの人があふれ返る道でも、つばを吐く人が多いこと。ネパールで道を歩く時には、人が吐いたつばにかからないように周囲に気を配ります。

またバスや乗り合い自動車の窓からつばを吐く人もいるので、大きな道を歩いたりバイクに乗ったりするときにも注意が必要です。

 

こぴら
いやぁーん、つば掛けないでよぉ(# ゚Д゚)

カトマンズは特に空気が悪いため、たんが絡みやすいのは分かりますが、どこへ行ってもつばを吐く人を見かけます。これもどちらかというと習慣なんでしょうね…。

サントス
若い女の子までつばを吐いているのを見ると、げんなりするね…

 

これも、ネパール人なら全員がそうするということではないですが、つばを吐く人が多いのは事実です。旅行者の皆さん、道を歩くときは気をつけてくださいねー!

 

ネパールでは靴を並べない

 

日本では、自分の家はともかく、よそのお宅にお邪魔する時などは、玄関先に靴をきちんと並べるように神経を使いますね。

ネパールでは、そんなことに気を使う人はほとんどいません(笑)。皆さん自由に脱ぎっぱなしで、そのまま家に上がります。

右のサンダルと、左のサンダルが、何十センチも離れていても、お構いなしです。

こぴら
最初は目が点になったけれど、だんだんとその無防備さが、かわいく思えてきたなぁ…

 

『お先にどうぞ』どころかスキがあれば順番抜かし

 

日本人は行列に行儀よく並んで、誰かが順番抜かしすると、おいおい…!となりますね。

通りすがりさん
関西では順番抜かしするおばちゃんも見るけどね…

 

そして、誰かと同じタイミングで行動しそうになった時には、「お先にどうぞ」と知らない人でも譲ることがあります。

うーん、美しい日本の光景‼

 

ネパールでは、他のお客さんの後ろでけっこう待って、さぁ自分の番だ!と思った瞬間に、今来た人に横入りされることがあります。

こぴら
……!!ガツガツし過ぎでしょう

横入りした人もしたり顔、店員さんも何もなかったのように、そのお客の相手をします…。

 

サントス
せめて店主だけでも順番を見ていてくれるといいんだけどなぁ…

バスや乗り合いバンの中のあれこれ

Tourist Bus2
デラックスバスの車内

マナーモードって何?

日本では、電車やバスに乗ると「車内での携帯電話のご利用はご遠慮ください」というアナウンスが流れます。

たいていの人はそれを守っていて、マナーモードにしてメールなどを見ています。

ネパールでは、そんなアナウンスもなく皆さん自由に電話をしています

ある時、長距離移動のマイクロバスに乗った時のこと、50代のおばちゃんが一人乗り込んできました。車内に乗り込むと知り合いに次々と電話。しかも話している内容がほぼグナソ(愚痴)…さすがにやめてほしいと思いました(-_-;)

 

バスの座席を巡って…

電車のないネパールでは、バスや乗り合いのバンが庶民の足。

長距離バスでは、ネパリは後ろの座席を極端に嫌います。バスに乗り込んでみたものの、後ろの座席しか空いてないとなると、バスのカラシ(誘導乗務員)と大ゲンカしている姿をよく見かけます。

「そんなに、嫌なら他のバスに乗ればー?」とカラシが言うと収束‥。その後も、不満のある乗客はぶつぶつといい続ける…「あの人が後ろに行けばいい」など…(*_*;

確かに、ネパールの道は穴だらけで、後ろの座席の振動は半端ないけれど、仕方ないよねー?

in nepal
私たちの町を走る乗り合いバン 小さな車体に最大15名が乗り込みます

 

自己中で何が悪い?

そして、私たちの町では乗り合いバンが庶民の足。

その中の光景も、日本とは様子が違っています。

日本だと先に乗った人が、奥に詰めたりして、乗りやすい席を残しておきます。でも、ネパールでは『他の人に配慮する』様子はありません。

乗り降りしやすい席にドカンと座り、後から乗ってきた人が何とかすり抜けて奥に座ります。早いもの勝ちでしょ~という塩梅です。

それから、私たちの町の乗り合いバンは、もちろん自動ドアなどではなく手動式。開けるとパカンとドアが外に開くタイプ。

自分が降りる時、開けたドアを閉めない人が多いこと!カラシがいなくて運転手だけだと、ドアは開いたまま発進‥。

あー、危ない! さすがにその様子を見ると、「なぜ閉めない」と呆れているネパリもいます。

気持ちよいくらい自分中心な様子を目にする日々ですが、やはりマナーを守れるほうが、気分がいいですよね…(~_~;)

 

ネパリはおおらかで我慢強い

 

とはいえ、もちろんネパリに感心することも多々あります。

先ほどの電通が行った調査で、日本人について次のような見方がありました。

「細かいことを気にする」は東南アジアで高いスコア。日本人と交流の多い地域の人が、日本人には「行き過ぎた繊細さ」があると、感じている。

japanese tradtional

 

確かに、日本で買い物した時の包装の丁寧さなどは、ほかの国の人は真似ができないかな~と、思います。

また、日本では小さなことに腹を立てる人が多いので、けっこう気を使ったりもします。

一方、ネパール人のおおらかさ…先ほどの横入りする人に何も言わない店主の行動も、その一端かもしれません。

細かいことが気になり、ついつい愚痴が多くなる日本人と違って、ネパリは愚痴が少ないかもしれません(バスの後ろの座席以外は…笑)。

 

そして、バス旅をしていて思うのが、ネパリは我慢強い

ある時カトマンズから6時間先の町に行った時に、事故渋滞か何かで全然進まず…結局12時間かかったんです。6時間トイレにも行けず、やっとトイレに止まった時に、

こぴら
デレイ ジャム バヨー、ガーロ チャ(すごく渋滞してましたね、大変〜)

と近くのネパリに愚痴をこぼすこぴら。ところがネパリのお兄さんの返答は…

ネパリのお兄さん
ネパールコ バト イェスタイ フンチャ(ネパールの道はこんなものだよ)

バスの乗客も誰一人文句も言わず、結局目的地に着いたのは夜中の2時近くでした…。

運転手に文句を言っても仕方ない、起きたことは受け入れて皆静かに座っていました。

世の中が正常に機能しすぎていて、少しでも想定外のことが起きると慌てる日本人。

対照的に、いつも想定外のことに遭遇し慣れているため、多少のことでは愚痴を言わないネパール人。

 

やはり人は、自分の身を置いている場所で、形作られているんでしょうね…。

 

ネパールに残るもてなしの精神

hotel in nepal
ネパールのホテルのクリーンスタッフ ゆるりと仕事をしている様子です

 

日本に帰っていつも感じるのは、日本の生活は忙しくて、気忙しい。

もちろん、私たちも日本に帰ると忙しい予定に目が回りそうになっていますが、ネパールではいくらか異なっています。

 

私たちの大家さんは以前ヨーロッパで稼いだお金で生活しているため、まだ50代前半ですが仕事をしている様子はありません。私たちが家賃を払いに2階に上がっていくと、まぁ座りなさいと、チヤなど出してくれて、世間話が始まります。

もちろんネパールでもそんな家ばかりではなく、フルタイムで働いて忙しい人も多いですし、主婦業をしつつ仕事もしている女性もたくさんいます。

とはいえ専業主婦も暇なわけではありません。洗濯は手洗いで時間がかかる家庭が大半ですし、食事の支度にも日本以上に時間がかかります。ヤギや牛などを飼っていると家畜の世話を朝早くから行ったりと大忙しです。

そんな中でも、訪問客にはチヤを作ってもてなしてくださる文化が残っていて、気忙しさという点で日本とは様子が異なっていると感じます。

そうした心のゆとりを自分も取り戻したいものだと、ネパールで暮らしながら感じています。

 

まとめ

 

今日は、日本人から見たネパール人とのマナーの違いをまとめてみました。良いものはどの国のものでも、取り入れて暮らせていけたらいいなぁと、感じる日々です。

子どもの頃、友達の家のルールが自分の家のルールと違っているのを見て、はじめて自分の家族を知ることになりました。同じように、外国の風習や考え方を知ることで、日本について、日本人について見えてくるものがあるものですね。

最後に海外で働く人や、日本で外国人と働く機会がある人に大変人気のある、この本をご紹介します。

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vegtable in nepal

 

 

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in Narayani river
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