トランジット時間で行ける 成都「ジャイアントパンダ基地」 空港からの行き方・回り方をご紹介

皆さん、パンダって好きですか?
正直いって、サントスは子供の頃からパンダが好きではありませんでした。

いや、見た目はかわいいとは思うんですよ。

でも、動物園の主役としてみんなからちやほやされているのに、態度がふてぶてしいのがちょっと気に食わない…

サントスの持つパンダのイメージって、そんな感じでした。

さてパンダについてのテンションは限りなく低いサントスなのですが、今回こぴらと中国成都にある「ジャイアントパンダ繁殖研究基地」に行く羽目になりました。

なので、パンダ基地への行き方・開園時間・見どころ・感想などをリポートしたいと思います。

パンダ基地はトランジット時間で行ける!

そもそもパンダ基地に行くことになった直接の理由は、ネパールから日本に行くフライトが成都経由だったことです。今回利用したのは中国国際航空。この会社はチケットが安くて荷物がたくさん運べるというメリットがあるのですが、難点が一つ。どのフライトもトランジット時間が長い!

今回のフライトのトランジットは何と23時間!!トランジットというにも長過ぎる時間です。
でも発想を変えれば、そこまで時間があるならそこそこ観光もできるはず。

そこでこぴらが宣言しました。

こぴら
成都観光は絶対にパンダでしょう!!
サントス
成都には三国志の史跡もあるんだけど…まぁ、前から行きたがってたからねぇ

調べてみると、空港からの往復を含めて6時間もあればパンダ基地を見て回ることができそうです。
というわけで、トランジットの有効活用はパンダ観光となりました。

成都はパンダの街

中国国際航空で成都空港に降り立つと、そこはパンダの国でした。

panda monument

空港の中は右を見ても左を見てもパンダの写真・イラスト・モニュメントが人々をお出迎えしています。

空港内のみやげ物屋の一番目立つ所にはパンダのぬいぐるみ。
四方八方からこちらを見つめるパンダたち。

たしかに見た目はかわいい。
ふわふわもふもふの見た目、白と黒モノトーンながらユニークなデザイン。
さすが中国の外交大使としてパンダは大活躍のようです。

男性用トイレにあった注意書き。こんなところにもパンダが!

半日で回るためのスケジュール

in china
成都空港セカンドフロア

 

前述の通り今回のフライトは、16:10成都着、翌日15:10発の、まさかの23時間トランジットです。

私たちの立てた成都滞在の大まかな計画は、まずはスーツケース等を空港で預けて、その後中国国際航空が用意してくれる無料トランジットホテルに宿泊。翌日ホテルの送迎サービスで空港に戻り、そこから地下鉄でパンダ基地に行く作戦です。約6時間の予定です。

最初にスーツケースを預けておけば、手ぶらでパンダを見に行けます。

荷物預り所は、2F出発ロビーの6番口付近にあります。スーツケース中2つ、小1つ預けて20時間で68元(約1050円)でした。

当日のタイムスケジュール 

6:00 トランジットホテルの送迎バスで空港へ 6:10着

6:15 空港から地下鉄に乗り換え 第一ターミナル駅から熊猫大道駅へ 7:05着

7:10 勧誘された乗り合いバンでパンダ基地へ 7:20着

7:30 入場しカート乗り場で10分ほど待つ

8:00 24号『月亮産室』へ着。パンダ三昧

10:20 入口ゲートに戻りバス乗り場へ向かう

10:40 バスで猫熊大道駅へ戻る 11:00着

11:10 地下鉄で空港に戻る 11:55着

フライトの3時間前には空港に戻れました~

パンダ基地の営業時間・入園料・地下鉄での行き方

開園時間:午前7:30〜午後18:00(入園は17:00まで)
定休日:年中無休
入場料:大人55元(約850円) 子供27元(約420円)

 

センターまでのアクセス
成都空港から
地下鉄10号線「第一ターミナル駅」→「大平園駅」へ
地下鉄3号線「大平園駅」→「熊猫大道駅」(47分 7元=約110円)
バスで「熊猫大道駅」→「パンダ基地」(15分 2元=約30円)
所要:1時間20分

詳しい行き方
成都空港第一ターミナルの1F到着フロアー1番口から外に出ると、すぐに地下鉄の入口が見えるので、エスカレーターでそのまま地下へ

自動販売機できっぷ(カード)を購入


路線図で駅名をタッチすればいいだけなので簡単です。ちなみに1元紙幣は使えないので注意してください。お釣りは硬貨でかえってきます。

きっぷではなく、こんなカードが出てきます。

自動改札の前に、手荷物チェックがあります。空港の保安ゲートのような機械に手荷物を通します。携帯や時計、財布まで外す必要はありません。

地下鉄は6~7分間隔でやってくるので、急がなくても大丈夫。

太平園駅で3号線に乗り換え。降りたホームの真向かいから熊猫大道行きの電車が出ます。

地下鉄数台に一台、パンダ仕様の車両が来ます。行きはパンダ列車に当たりました。

panda train

シート・床・手すりもパンダ仕様

熊猫大道駅の1番口から外に出ます

in chengdu

外に出ると、ガラス張りの建物が見えます。
ここでは土産物とパンダ基地へのシャトルバス+入園チケットのセット券が売っています。大人は多少割引になります(大人:52元 学生/老人:27元)
私達が到着したのは午前7時過ぎだったので、まだオープン前でした。

これは帰りに撮った写真。観光客でにぎわっています

駅前にバス停があります。パンダ基地に行くのはD025番/198番/198A番のバスです。

バスの他にもタクシーや、乗り合いバンなども客待ちをしています。見たところまだバスは来ておらず、乗り合いバンの運転手が勧誘に近づいてきました。最初一人10元といわれましたが、「高い!」と交渉すると、一人5元になりました。何しろ時間が限られているので、OKして乗ることにしました。赤信号無視の超高速運転でパンダ基地に到着。

結果的にバンで行って大正解。
7:25分センターに到着するとすでに入園待ちの長い列ができています。

 

現地の人はたいていスマホでチケットを購入済なのですが、私たちは現金払いなので入場門右手にあるチケットカウンターに並びます。7:30丁度にカウンターが空き即座にチケットを購入。無事入場できました。

 

ちなみに帰りは、ゲートから出て右側に150mほど行ったところにバス停があります。

歩いて行くと車道が2本になる地点があるので、内側の大きな車道に渡ると、すぐバス停が見つかります。

そこから 198A行き、もしくは3番のバスに乗ると「地鉄熊猫大道」駅まで行くことができます。
口頭で聞いて通じないなら、バス停の名前を写真に撮って見せると便利です。

パンダ基地のおススメな回り方

 

パンダ基地のパンダたちは、園内の各所にある複数のエリアに散らばって公開されています。中でも押さえておきたいのは、生まれたばかりの子パンダが展示されている㉔『月亮産室』です。
もちろん時期によりますが、生まれたばかりのまだピンク色の子パンダや、まだ小さなパンダたちが遊びまわる姿がここで見られます。

しかも、パンダが活動的なのは朝一番。なので開園と同時に『月亮産室』に行き、そこからいろいろな場所を見ながら入り口に戻ってくるのがおすすめです。
ところがこの『月亮産室』は基地の一番奥にあります。基地の敷地は広大でアップダウンもあるので、行くのは大変。
なので有料の園内カートを利用するのがおすすめです。

 

基地に入場すると前方右手にカート乗り場があるので、その列に並びます。
カートは次々とやってくるので、そのカートに乗って基地の奥まで行くと、早く楽に行くことができます。
カートは一人10元(約150円)。2回まで乗ることができます。

私たちもカートで『月亮産室』まで行き、後は基地内のいろいろな場所にいるパンダを見ながら歩いてゲートまで下って行きました。駆け足で2時間ほどの見学でしたが、それでも携帯の歩数計を見ると一人1万歩は歩いていました。広いです!

 

バンダパンダパンダ🐼

園内いたるところでパンダと会うことができます。
写真で一部ご紹介します。

赤ちゃんパンダ
赤ちゃんパンダ
くつろぐパンダ

 

お食事パンダ

 

目線をくれたサービスパンダ
木登りパンダ
木登りパンダ
食いしん坊パンダ

パンダ嫌いがパンダ基地に行ってみて

トランジットを利用したたった2時間の滞在でしたが、たくさんのパンダと会うことができました。
大パンダ、子パンダ、生まれたばかりの幼パンダ。
で、実際に行って見た結果…
やっぱりパンダかわいい!

木登りパンダ、お食事パンダ、お遊びパンダ、お昼寝パンダ。ころころもふもふしたパンダたちは、何時間も飽きずに見ることができます。
白と黒だけなのに、なんでこんなにキュートなんだろう。
生粋のパンダ嫌いだったサントスも、たくさんのパンダと会って、メロメロになってしまいました。

トランジット時間がなければ、一日でも見ていられるほど見どころも十分。
パンダ好きの人も、パンダ嫌いも、成都に行ったらぜひ訪れてみてください。

あまりの可愛さにお持ち帰り…(笑)

 

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