日本にいる時から“火鍋”という食べ物があることは知っていましたが、何だかとてつもなく辛そう〜とやや敬遠‥。今回トランジットで立ち寄った中国の成都で初めて食べてみました!
今日は“火鍋”がどんな料理なのか、その食べ方とおすすめの具材、いくら位で食べれるかリポートしたいと思います。
火鍋とは?
今から100年ほど前からある中国の重慶発祥のお鍋です。
当時、重慶に住むお金持ちが捨てていた動物の内蔵を拾って、何とか食べれないかと考えた庶民の労働者たち。内蔵の臭みを取るために、大量の唐辛子、ニンニク、生姜、花椒などを入れてみたら、美味しく食べれる!
体を温め健康にも良いと、今では中国中に広まる人気料理です。
火鍋の食べ方は?
まず基本の鍋スープを選びます。私がお店を見回したところ、真っ赤な油たっぷりの火鍋スープだけ、または鍋が2つに分かれていて火鍋スープとチキンスープが楽しめるものとありました。
- 赤くて辛いスープ 紅油(ホンヨウ)または紅湯(ホンタン)
- 辛みのない白いスープ 白湯(バイタン)
- 紅湯と白湯を両方楽しめる鍋 鴛鴦(ユエンヤン)
私たちは二種類楽しめる鴛鴦(ユエンヤン)にしましたが、中国人は真っ赤な火鍋だけのテーブルもけっこうありました。でも真っ赤な火鍋スープはかなり油っこいので、日本人はバイタンとセットになった方が食べやすいと思います。
これらの鍋で具材を煮て食べ頃になったら、たれにさらに付けて食べます。
火鍋のたれは油蝶(ヨウディエ)といいます。
胡麻油、黒酢、オイスターソース、パクチー、ニンニク、塩でできています。
私たちはお店の人が調合してくれましたが、中国人は自分で好きに調合するようです。こってりが好きな私たちでも、ちょっと油っぽかったかも…。油少なめがおすすめです。
モツ系はゆっくり煮て、薄切りの肉はしゃぶしゃぶの要領でいいと思います。
辛さも三段階ありました。
微辛、中辛、特辛
お店の方が微辛を選んでくれました。ネパール在住で辛いものに舌の慣れた私たちは、もう少し辛くてもいいかな?と思うくらいの辛さでした。
今回私たちは大した下調べもせず行ったため、お店のお姉さんに予算だけ伝えてお任せで揃えてもらいました。
お姉さんが選んでくれた具材はこちら
毛肚(センマイ)ホルモン
雪花肥牛 豚肉の薄切り‥牛とありますが豚でした
草原羊肉巻 羊の薄切りを巻いたもの
生菜 レタス
豆芽 もやし
このセンマイはキクラゲみたいな味でとくに旨味もなく、値段が高かった(48元=740円)ことを考えると無くて良かったかも。そして、もう少し豆腐や野菜(えのきやじゃがいもがよく合うらしい)が食べたかったです。
人形がまとっているのはレディー・ガガ風の豚肉のドレス。なぜか私たちの席だけサービスです。
レジに会計に行く時に他のテーブルをみると、太刀魚、魚の練り団子、豆腐、えのき、じゃがいもなどが並んでいました。太刀魚以外は安い具材なので、次に行く機会があればモツの代わりにそうした具材で食べてみたいと思います。
出発前に食べたい具材の中国語をグーグル翻訳で調べて、メモで保存してから行くといいかなと思います。(中国ではグーグル系のアプリはほとんど使えません)
また、具材についてはこちらのサイトがとても参考になりそうです。ぜひオフラインでも見れるアプリ“Pocket”に事前に入れておくことをおすすめします。
すぐわかる火鍋具材早見表 画像のダウンロードはこちらから 【保存版】火鍋具材一覧と煮る時間まとめ 火鍋好きが高…
ちなみに中国では、鍋のシメに豚の脳みそ(脳花)を食べるそうです。勇気ある人はトライしてみましょう。
火鍋の予算は?
私たちは今回のトランジットは、手持ちの元だけで何とか過ごそうと予算を立てました(以前中国でトランジットした時の残金)。
火鍋の予算は180元(2780円)です。
お姉さんには150元(2320円)と伝えてお任せで選んでもらい(上の写真)、後で麺と梅酒を追加して二人で176元(2700円)でした。
火鍋はベースの鍋スープにお金がかかるので(今回は38元)、大人数で行くとそれだけお得です。私たちは二人で食べましたが、他のテーブルは3-8人のグループでした。
人数や食べるお店にもよるでしょうが、1人70-100元(1080円~1540円)予算があれば食べれるお店がけっこうありそうです。ちなみに私たちが行ったのは中級店の雰囲気でした。
まとめ
有名な“火鍋”料理。日本の鍋よりパンチが効いていました。油っこくて翌日胃がもたれましたが、とても美味しかったので機会があればまた食べたいです。たれの油を減らしてみるのが良さそうです。
カトマンズにも火鍋屋さんが最近オープンしています。つぎはカトマンズでも食べてみようかな?
以上、“火鍋”の初体験レポートでした!
手軽に火鍋を食べてみたい方、お好きな方はこちらで購入できます。
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