ネパールのホテル事情〜価格帯別・選び方&おすすめホテル【カトマンズ・チトワン・ポカラ】

海外に出かけると、ホテルも楽しみのひとつですよね。私たちは日本からの往復の際、また様々な用事のため、カトマンズやポカラのホテルに毎年十数泊まっています。

旅行者さん
良いホテルの条件はなんでしょうか?

人によって基準はもちろん違うのですが、

◎清潔感

◎部屋の広さ

◎窓からの眺望が多少なりともある

…こぴらはこの3点を重視しています。

しかし、ネパールの場合は

◎ホットシャワーが出るか

…これも大きな要素になります。

今日はネパールのホテルを価格帯ごとに整理してみたいと思います。必ずこうとは言えませんが、私たちが色々泊まってみた感触でご紹介しますね。ご自身のニーズに合うのは、どの価格帯のホテルか見極めるのに、ぜひ参考になさった下さい。

(ご紹介するホテルは、1泊1部屋、朝食込・税抜のお値段。)


 

ネパールのホテル、価格帯ごとのホテル選びについて

Rs.1500以下の価格帯のホテル ※ゲストハウスと呼ばれることが多い

メリット︰安く泊まれて懐にやさしい。
デメリット︰清潔でないことが多い、バスタオルは白くない(グレーか黄ばんでいる)、フェイスタオル・シャンプーリンス・ドライヤー・ポットなどの備品はない。

 

この価格帯で上の4つの“良いホテル”の条件を満たすのは、なかなか難しいかもしれません。

ただ、この価格帯でもよく選べば、そこそこ清潔でホットシャワーも出る、許容できるホテルもあります。私たちもまだ多くは見つけていませんが、節約のため良いホテルを見つけたいとリサーチ中です。

そして、同じ価格帯でもポカラ>カトマンズ≒ソウラハ>地方都市の順に、ホテルのクオリティは落ちてしまいます。ポカラではこの価格帯でも、良い(許容)ホテルを見つけることは可能だと思います。

 

私たちが泊まってみてリピートありだと思っているこの価格帯のホテル

カトマンズ

カトマンズ マドゥバン ゲスト ハウス Kathmandu Madhuban Guest House

ヒマラヤン・ダルシャン

ポカラ

ホテルサクラ(共用部分はきれいではないが部屋はまずまず)

エコリゾートホテル

ホテル アトリウム Hotel Atrium(網戸がなく蚊がいました。虫よけは必須です)

※この価格帯では、ソーラーシステムのみでお湯を出しているホテルがほとんどです。

 夏場はホットシャワーが出ても、冬場は出ないことが多いです。

 冬場は、次の価格帯のホテルに泊まることをおすすめします。

 

Rs.1600〜Rs.3000の価格帯のホテル

メリット︰懐にやさしく、日本のビジネスホテルくらいの感じで泊まれる。たいていボイラーも使っていて、ホットシャワーも出る
デメリット︰高級感はない。設備はバスタオルと石鹸のみのことが多い。

はじめてネパールを訪れる人であれば、この価格帯以上のホテルに宿泊するのが無難だと思います。

私たちは懐具合によって、余裕があればこの価格帯のホテルに、できれば泊まりたいと思っています。外国人でもそんなに不自由なしに過ごせると思います。コスパ的にもおすすめです。

 

私たちが泊まってみてリピートありだと思っているこの価格帯のホテル

カトマンズ

カトマンズ・マントラホーム(安くて清潔)

アルパインホテル&アパートメント(部屋が良い。ツーリストバス乗り場ソーラークッテまで歩ける)

ポカラ

バタフライ ロッジ Butterfly Lodge(部屋が広く快適、ハランチョークに近くて便利)

ソウラハ

チトワン ビレッジ リゾート Chitwan Village Resort
(清潔で必要十分でした・下の写真)

chitwan village resort

 

Rs.3000 〜Rs.6000の価格帯のホテル

メリット︰よく選べばかなり良いホテルに泊まれる。設備もドライヤー、電気ポットはたいていある。朝食も少し充実している。送迎込みのホテルもある。
デメリット︰中には1つ下の価格帯とそう変わらないホテルもある。歯ブラシ・シャンプーなどはないことが多い。

 

私たちが泊まってみてリピートありだと思っているこの価格帯のホテル

カトマンズ

ブリス・インターナショナル(空港送迎片道無料、バスタブ付の部屋あり) 

タレジュ ブティック ホテル Taleju Boutique Hotel(一階のガーデンレストランの雰囲気が素晴らしい)

ホテル ジェイ スイーツ Hotel Jay Suites(新しくて清潔、朝食が良い)

ホテル オショ ホーム Hotel Osho Home(新しくて清潔)

 

ポカラ

ダリア ブティック ホテル Dahlia Boutique Hotel
(ネワール様式の建物が良い、部屋がお洒落、人気ホテルなのでハイシーズンは予約が取りにくい)

ホテルクラウン・ヒマラヤス(部屋も敷地も広く快適。バスタブ付の部屋あり)

tareje boutique hotel
タレジュ・ブティックホテル・庭

それ以上の4つ星・5つ星のホテル

メリット︰日本に比べて手頃な値段で高級ホテルに泊まれる、バスタブ付が多い。リゾート気分を味わえる。
デメリット︰懐にやさしくない。敷地が広いため、意外に不便な場所にあることが多い。

 

私たちが泊まってみてリピートありだと思っているこの価格帯のホテル

残念ながら泊まったことがありません。

この価格帯で人気があるホテル

[カトマンズ]

ハイアット リージェンシー カトマンズー Hyatt Regency Kathmandu

(最高級リゾートホテル。30㎡以上のガーデンビュールーム、ローシーズンのある日のお値段。12,866円、ちなみに東京は29,100 円、ホテルズ・ドットコム調べ)

カンティプール・テンプル・ハウス
(タメル地区にある伝統的なネワール様式のホテル)

[ポカラ]

フィッシュ テール ロッジ Fish Tail Lodge
(いかだで湖を渡ってゆくレイクサイドのホテル、天気が良いとヒマラヤの眺めが素晴らしいとか、日本の皇太子殿下〔現天皇陛下〕も宿泊された由緒あるホテル)

[ソウラハ] 

グリーン パーク チトワン Green Park Chitwan(ハイシーズンは真っ先に予約で売り切れる人気ホテル)

 

 

フレシキブルなネパール

今回、カトマンズに3日滞在することになりました。1月で冬季なのでお湯がしっかり出る“マントラ・ホーム”にブッキングサイトから予約しました。ここマントラ・ホームは、同じ値段でブッキングしていても、部屋の広さなどいくらか異なります。

それで、ホテルに着いた時、カウンターの女性に

「ハミ ティン ディン ボスチョウン。テサイレ ラムロ ルーム ミライディノス♡(私たち3日泊まるんですよ。なので良い部屋に泊まらせてね)」と、笑顔で言ってみました。

これまで、4回ほど泊まっているホテルですが、6階の鍵を渡されました。ネパールのホテルの階数はイギリス式。実質7階なので階段を昇るのは一苦労でしたが、こんな部屋をあてがわれました!

ジャジャーン❢

katmandu mantora home

katomandu mantra home

30㎡ほどのファミリールームです。AC付きなの。そして、何とバスルームを見るとバスタブ付き!1泊Rs.1,600 ですよー(^o^)

でもね、でもね、バスタブを良くみたら中栓がなかった…チーン…。でもいいんです。広くてきれいで、陽当りの良い部屋でくつろいでいますから。

katmandu mantra home busroom

そして、その後ホテルのお兄さんに

「バスタブのキャップがないんだけど、他の部屋にないですか?」と聞いてみました。

なぜか最初は湯沸かしポットを持って現れ、「ホイナ、ホイナ(違う、違う)〜」というとやっと分かってくれて、隣の空き部屋からバスタブのキャップを持って来てくれました。

バスタブにも浸かれて、バス旅の疲れも癒せました〜(*^^*)

ネパール人は、色んなことに柔軟に対応してくれる傾向があります。ですので、連泊する時などはあまり強引にならない程度に、希望を言って交渉してみましょう。

ネパールのローカルホテルの特徴は?

日本には、“ビジネスホテル”がありますが、シンプルに泊まることに特化したホテルですよね。とにかく安く泊まりたい時など、とても重宝します。

ネパールにも、ネパールのローカルホテルがあります。主にネパリが宿泊することが多いホテルです。主な特徴は、安いこととシャワーのお湯が出ないこと…。

以前、ある小さな地方都市で泊まったローカルホテルは、シャワールーム付1泊1部屋Rs.600。部屋に入ると、寝る部屋はともかく水回りは1ヶ月は掃除してないでしょう?という状態だったのですが、他に泊まれるホテルがなかったため宿泊しました。

シャワールームを念入りに自分で掃除してから泊まらなければならず、お客が入れ替わっても、リネン類も変えている様子もなかったです…。もちろん、タトパニ(お湯)も出ませんでした(・・;私たちは湯沸かしやかんを持って行ったので、それで凌ぎました。

 

お湯が出ない理由

  • ソーラーシステムを採用しているため、冬場は冷めてしまっている。
  • ソーラータンクが小さいため入ろうと思った時間には他の人が使い終わってしまっていてお湯が無くなっている。
  • ネパールは停電が多いため、ギザ(ボイラー)が動かない?もしくは節約のため動かさない。
  • ネパリは水浴びにお湯を使わず生活している人が多いので、そもそもホットシャワーを必要としない。…だいたいこんな理由です。

そして、ローカルホテルはブッキングサイトなどに登録されていることは少ないのですが、時々ブッキングサイトにも混在しています。口コミをよく読んでお湯が出そうかどうか、よく確認しましょう。

 

ホットシャワーについては、口コミで「ホットシャワー出ました」と書いてあっても寒い時期の12~2月にはほぼ水のぬるま湯しか出ないこともあります。泊まった時期なども確認して判断してください。

まとめ

ネパールのホテル事情が、何となくお分かりいただけたでしょうか?

どの価格帯にも、古いホテルと新しいホテルが混在しています。自分のこだわる部分(清潔感なのか、朝食の充実度なのか、ホスピタリティなのかetc)を、ブッキングサイトでよく比較検討されてホテルを選ぶことをおすすめします。

 

 

私たちがいつも使うブッキングサイトはこの3つです。

サイトによってかなり値段が違うことがあります。ホテルの目星をつけたらいくつかチェックすることをお勧めします。「時は金なり」サーチングに多少時間をかけることで、けっこう節約できますよ!

Hotels.com

~10泊で1泊無料になる、毎年11月の第4金曜日あたりに『ブラックフライデーセール』が開催される

アゴダ  ~世界中で260万軒以上の宿泊施設を最大80%OFFで取り扱っている
エクスペディア  
※航空券と一緒ならホテルが断然安い

~航空券+ホテル予約でホテル代最大全額割引有、クーポンが豊富

私たちも、まだまだネパールで良いホテルを探しています。おすすめのホテルがありましたら、【ホテル名、価格帯、おすすめポイント】をコメント欄から、ぜひ教えて下さいね。

 

◆◇ネパール語ワンポイントレッスン◆◇

ネパールではホテルの稼働率は低いです。

部屋を見てから泊まるか決めたい時は、次のように言ってみましょう。

「ヨ ホテルコ ルーム エクチン ヘルナサキンチャ キ?」

日本語訳:このホテルの部屋をちょっと見ることはできますか?

バスルームのお湯が出るか、部屋や窓の鍵はちゃんとかかるか、チェックしてから決めましょう。

 

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