ネパールに住んでみて感じるのは、ネパールはヒマラヤ山脈をはじめ本当に自然の豊かな国。
また仏陀の誕生の地ルンビニをはじめ、古き良き時代の遺跡や建造物も残されています。
次の旅行は大自然に癒やされる場所に行きたい、昔の美しい街並みを楽しみたいと考えておられる方に、ネパール旅行をおすすめします!
この記事では、ネパールの地理と気候とベストシーズンについて書いてみたいと思います。
快適にネパール旅行を楽しむ参考になれば、嬉しいです。
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ヒマラヤ山脈がそびえ立つ国
実はネパールには8,000メートル級の山と7,000メートル級の山があわせて20個以上、国土の北側にそびえ立っています。世界の高山の30パーセントほどは、ネパールに存在するとか!
私は「ヒマラヤ」と聞くとエベレストだと思っていました。でも、実際はネパールで「ヒマール」とは雪山すべてを指しています。エベレストのことはネパールでは「サガルマタ」と言います。
それだけたくさんの山々がそびえ立つヒマラヤ山脈。見る場所によって実に様々な表情を見せてくれます。
ネパールに旅行する際には、色んな場所で空を見上げてみてください(乾季で空気が澄んでいれば、タライ地方からもヒマラヤが見えます)。忘れられない絶景が広がっています。天候に恵まれるなら、素晴しいヒマラヤの山々が神々しさを放って旅行者を迎えてくれます。
タライ地方から見えるヒマラヤ
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場所によって全然違う!ネパールの地理と気候
ネパールというと、日本人にとってはヒマラヤ山脈のイメージが強いため、寒い国だと思われがちです。
でも、実際は地理も気候もさまざまで、インドとの国境のタライ地方は暑い亜熱帯気候。
ネパールの国土は北海道の約1.8倍で、中国とインドとだけ国境を接しています。
ネパールには3,500メートルの標高にも町があり、そうした山岳エリアに住む人は厳しい自然のなかで生活しています。また、ネパールにトレッキング目的で行く時は、時期や場所についてよく調べて行く必要があります。冬季は雪深くなり、重装備が必要となる場所も多数あるためです。
カトマンズの気候
ネパールの玄関口・カトマンズは標高1,350メートルほど。
カトマンズ盆地と言われ、周囲をぐるっと山に囲まれています。
大気汚染の問題はありますが、気候は夏は東京より涼しく、冬は東京より温暖で過ごしやすいです。夏の気候は軽井沢のように快適とも言われます。カトマンズも雨季(6~9月)がありますので、その時期には傘を持ち歩くと安心です。
ポカラの気候
また、ネパール随一の観光地・ポカラは、標高800メートルの町。
ポカラは多くのバッグハッカーが埋もれる土地でもあり、ここを訪れる人はポカラの魅力に魅了されます。美しいフェワ湖のほとりからツーリストエリアが広がり、町のどこからでもすぐ近くにヒマラヤを臨めます。
気候としては、私たちが日本で住んでいた湘南地方に近いように思います。
カトマンズよりさらに温暖で自然も豊かで過ごしやすいポカラですが、雨期は注意が必要です。年間降水量はおよそ4000ミリメートルで、7月には月間降水量がおよそ900ミリメートル。東京の6月の降水量が、多い年でおよそ300ミリメートル。比較すると、いかに雨が多いかわかりますね。
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タライ地方の気候
そして、世界遺産のルンビニやチトワン国立公園のあるタライ地方は、海抜60〜600メートル。
象やインドサイや虎などが住む、野生動物の楽園です。
タライ地方は一年のうち8か月は夏で、季節の移り変わりは沖縄のようです。そして、4~8月は最高気温が37〜45℃ほど。昼11時~午後3時までは出歩いてはいけません。
でもタライ地方は自然が豊かで、昔ながらのチョウダリ族の家々も点在しガウン(田舎)の雰囲気を楽しめます。恐れずに、ぜひタライ地方も観光に組み込んで下さい。ネパールの多様性を楽しむことができます。
チトワン国立公園・エレファントブリーディングセンター
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まとめ ネパール旅行はいつがお勧め⁉
ヒマラヤの眺望にこだわるなら、ベストシーズンは10,11月です。
この時期はすべての場所で良い気候にも恵まれます。その後乾季の間は比較的旅行しやすいでしょう。
春になると空気が霞んでくるので、ゴールデンウィークよりも年末年始の方がヒマラヤを臨める可能性は高いです。
そして、チトワン国立公園やルンビニなどタライ地方を中心に回ってみたいのであれば、雨季がそろそろ終わる9月下旬から3月頃までがおすすめです。
暑い時期でしたら、活動時間を早朝や夕方に設定して、真昼間はホテルで休むような予定がいいでしょう。また、タライは雨季も美しい田園風景が見られますよ。
世界の絶景を見て回りたい…。 そんな夢を抱いている人は、少なくないと思います。 美しい景色を自分の目で見たときの感動は、何とも表現できないですね。 人生のハイライトのようにも感じます。 2017年[…]
また、トレッキング目的の旅行でしたら、ヒマラヤがよく見えるのはやはり乾季10月~3月です。
春は高山植物が咲き誇る季節。緑が豊かで、ネパールの国花ラリグラスを見ながらトレッキングできるメリットもあります。ヒマラヤの青いけしブルーポピーを探すトレッキングは初夏がシーズンです。
ご自分の旅の目的に応じて時期を選んでみてください。
◆◇ネパール語ワンポイントレッスン◆◇
現地の人と仲良くなれるように使ってみよう!
「コスト ラムロ!」
日本語訳:何て素晴らしいんだ!
コスト→なんて!(感嘆符) ラムロ→良い
ラムロは良いことすべてに使えます。きれいな景色を見たとき、美しい女性を見たとき、質の良いパシュミナを触ったとき、感情を込めて言ってみましょう。
海外旅行に行くことが決まったら、万一に備えてやはり保険はかけたいですね。 留学や長期滞在なら、なおさら万全の態勢で臨みたいところ。 なぜなら、日本国内では考えられないような事故が起こるのが海外です。 こ[…]