ネパールに赴く前には、四季のある日本から、雨季と乾季の国に行くのはどんな感じだろう?と思っていました。
今日は、ネパールの季節の移り変わりと、雨季の特長とメリット、旅行の注意点などをご紹介します。
ネパールの季節の移り変わり
ネパールは、ざっくり分けるとだいたい次の3つの地域に分類されます。
①海抜60メートルの亜熱帯気候のタライ地方
②標高約1300メートルの高地の都市カトマンズ
③もっと高地ヒマラヤの近くの標高2000~3000メートルの村や町
こぴらが分かるのは、カトマンズとタライ地方の季節の移り変わりです。
だいたいこんな感じです。
カトマンズ タライ地方
- 12月~2月 冬 冬
- 3月~5月 春 夏
- 6月~9月 雨季 雨季
- 10月 秋 夏
- 11月 秋 夏の終わり
雨季の特長
雨の降る時間
日本の梅雨に比べると、一日中降るというよりは、夕方1時間~3時間くらい降ることが多いです。
また、明け方も良く降ります。
ですが、午前中は降らないことが多いので、雨季でも午前中はわりと動き回れます。
雨の降り方
降る時はスコールのように激しく降ります。雨に遭遇すると、家に帰ることはまずなく、たいていは止むまで待つことが多いです。
雨季は大雨の被害が多い
最近、日本では毎年7月ごろ、大雨の被害に見舞われますが、ネパールも3~4年位前から同じ時期の大雨被害が増えています。50名ほど亡くなったと聞くこともあります。
どんな被害?
タライ地方の多くの都市では、
川の増水、洪水による家の浸水、道路の崖が崩壊、落石による通行止めが頻発します。
洪水が毎年のように発生するのは、ビラトナガルなど。
落石による通行止めは山の方の道だけでなく、ムグリン~ナラヤンガート間などハイウェイでも雨季の間5回くらいは起きます。
そうなると、足止めを食ってしまいます。
もしくは、バス移動から飛行機移動の変更が必要になります(ビラトナガルなどは飛行場も浸水していました)。
また、観光地ポカラ、カトマンズでも道路が滝のようになり、ひざ下まで水につかるようなこともあります。
十分に注意して行動する必要があります。
ムグリン~ナラヤンガート間の落石発生の様子(音量に注意!)
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どうするのかと思いきや、石を崖下に転がすわけにもいかず、地道な作業で解決するようです。
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今年もソウラハが浸水し、ゾウによる救出
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雨季のメリット
山では高山植物がきれいに咲く(音量に注意!)
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ネパールの田んぼの緑がきれい
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この時期の果物にありつける
マンゴー、ライチ、パイナップルなど5月~8月ごろが旬です。
しかも、日本で買うよりうんと安い!
雨季のデメリット
ヒマラヤが見えにくい
雨上がりなどに運よく見えることもありますが、乾季に比べると見える率は少ないです。
交通手段が利用しにくくなり、荷物も増える
バスや飛行機の遅延やキャンセルなど、余裕を持った日程が必要であり、移動の多いプランはお勧めできません。
濡れることが多いので、着替えを多く持っていく必要もあります。また、滑らない靴、濡れてもすぐ乾くクロックスなども用意しましょう。
まとめ
今日はネパールの雨季の様子をお届けしました。旅行しにくいデメリットはありますが、雨期ならではの楽しみもあります。良かったら、旅の参考にしてください。
雨季の旅行体験はこちらをご覧ください。
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