ネパールのはちみつとワイルドハニー ネパール土産にお勧め!特徴と買い方

ネパールは日本にくらべて何かと不便な国ですが、以前から好きだったこだわりの食べ物を安く手に入れられることは、ネパール在住で嬉しいことのひとつです。

日本では高価な純粋はちみつも、こちらでは比較的安価で手に入ります

日本に住んでいるときは、お気に入りのショップで、ヨーロッパ産や国産の純粋はちみつをまとめ買いして楽しんでいました。特にスペイン産のローズマリーの花から採ったはちみつが、さっぱりしていて香りがよくて好きでした。

はちみつは風邪の引き始めなどに紅茶に入れて飲んだり、そのまま舐めると、抗菌作用のおかげか大きく体調を崩さないよう助けてくれます。もちろん、パンやヨーグルトにかけても美味しいですよね。

何と非加熱のはちみつには、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノールなど150種類の栄養素が含まれているとか!食べるサプリメントとも呼ばれています。

そんな栄養豊かで積極的に食べたいはちみつ。今回はネパールのはちみつについて、産地や種類、手に入れられるお店についてリポートしたいと思います。

 

ネパールはちみつの種類と産地

 

ネパールでは昔からはちみつは食べられてきたそうですが(カタウリという種類の小さなミツバチのはちみつ)、売られているはちみつの採取方法は3つになります。

ローカルハニー

 

ローカルハニーは、おもにチェパン族によって生産されています。セレナという種類のミツバチが乾いた木の中に巣を作るそうです。それを採取したもので、ミックスフラワーのはちみつです。ローカルハニーと呼ばれています。


 

巣箱から採るはちみつ

 

honey in nepal
画質が荒いですね…白い箱がメリフェラです

 

タライ地方は、養蜂が盛んな地域として知られています。

メリフェラと呼ばれる白い箱に採取されたはちみつで、チトワンからダラン、ダンクタなどのタライ地方一帯で生産されています。

チウリ(バターツリー)、ライチ、マスタ―ド、バックウィート(そば)、ルディロ(しその仲間)などの花から採取されます。

 

honey in nepal
マスタード
honey in nepal
ルディロというハーブ
honey in nepal
ネパールのそばの花はピンク色です

 

ワイルドハニー

 

 

ランタン、ラムジュン、エベレストルートなど、ヒマラヤの近くで採取されている野生のはちみつです。ハニーハンターが年に一度か2度だけ、命がけで断崖絶壁にロープで登り採取するものです。

 

honey hunter in nepal
命がけで断崖絶壁からはちみつを集めるハニーハンター
honey hunter in nepal
ハニーハンターが収穫したはちみつ

 

その風味や味わいは他のはちみつと全く違っていて、300年も昔からネパール王室にも献上されてきました。

ネパール地震を題材にした『世界でいちばん美しい村』という映画(石川梵監督)では、断崖絶壁で行われるハニーハンティングの様子も含まれているそうです。次に帰国した時に見てみたいです…。

 

ラムジュンにおけるハニーハントの様子

 

 

ネパールのはちみつの味わいは?

in nepal
高木バターツリーの花とはちみつ

ネパールを代表するのは、バターツリーのはちみつです。バターツリーはチウリとも言われ、メープルロップのような独特の甘みがあり、そのままでデザートを食べているようと言われています。美味しい上に値段も手頃。明るいはちみつ色をしています。

ジャンガルフラワー、ローカルフラワーも甘すぎずハーバルな香りがして美味しいです。こちらは少しダークな色をしています。

その他、ネパールで手に入りやすいのは、ライチの蜂蜜、そばの蜂蜜などです。ライチはさわやかな風味で万人受けする味。そばは好き嫌いが分かれる味かもしれません。

お店では味見させてもらえるので、色々試して気に入ったものを買いましょう。

 

希少なハニーハンターのはちみつ“ワイルドハニー”

 

カトマンズ・タメルのお店では、何と「ハニーハンター」のはちみつを買うことができます。標高2000メートルほどの地域に作られた天然蜂蜜を、ハニーハンターたちは命がけで崖に登り取ったものです。薬効成分が多く含まれる希少品です。

 

in nepal
ハニーハンターが取ったはちみつはワイルドハニーと言います

 

今回、こちらのお店ではちみつを買った時に、ハニーハンターのはちみつ“ワイルドハニー”も味見させてもらいました。酸味もあり、普通の蜂蜜とは全く違う複雑な味でした。

殺菌作用に優れているはちみつにマヌカハニーがありますが、個人的にはワイルドハニーのほうが何倍も薬効成分が高いのではと感じました。

マヌカハニーはホットケーキなどにかけても美味しいですが、このワイルドハニーは何かに混ぜたりするのではなく、そのまま食べるのが良いようです。

高価なものですが、サプリメントとして買う感覚ですね。栄養価が高すぎて、1日ティースプーン1杯以上は食べてはいけないとか。

日本では手に入れるのが難しい希少品(日本では売られていても目玉が飛び出るくらいのお値段だそう)。ぜひお土産におすすめです。

ネパールのはちみつは専門店で買うのがおすすめ

 

ネパールのツーリストエリアにはちみつ屋さんは多くなく、カトマンズのタメル地区に一軒、そしてチトワン県のソウラハに一軒…2軒しか私はお店を知りません。

ローカルエリアにはちょこちょこあるのですが、質がいまいちといううわさ。お店の人の話では、養蜂を営む人が少ないのでちゃんとしたはちみつは希少品だとのこと。

バドバティーニなどのスーパーマーケットでもはちみつは売られていますが、残念ながら純粋はちみつではないようです。こぴらも何度か試しましたが、風味が乏しく混ぜ物が混ざっている残念な味でした。はちみつは、ぜひ専門店で買いましょう!

 

はちみつ専門店の場所

 

カトマンズ・タメルにある“ヒマラヤン・ハニー”

 

honey shop in kathmandu
カトマンズ・タメルにあるヒマラヤンハニー

 

ネパールの玄関口カトマンズ、そしてタメルのツーリストエリアにあるので、もっとも買いやすいお店です。

チウリ(バターツリー)は500gのものしか売られておらず、かさばりますが日本では手に入りにくいものなので、ぜひ買って帰りたいものです。ミックスフラワーのはちみつは280g、Rs.350ほど、はちみつハンターのワイルドハニーは100gでRs,1600ほどです。

2代目の息子君も感じ良く接客してくれます

 

『桃太郎』という日本料理屋さんの少し南側にあります。年中無休 10:00-20:00

ソウラハにあるはちみつ屋さん“Honey House 蜂蜜楼”

 

chitwan honey shop

 

チトワン国立公園の入り口・ソウラハのはちみつ屋さん、なぜか店名に漢字が使われています!

ジャンガルフラワー、ライチをはじめ一番種類が多いようです。

こちらのお店は100グラムの小さいサイズも味が何種類かあり、ばらまきのお土産にも向いています。

チトワン県ははちみつの産地になるので、お値段も少しお手頃です。

 

まとめ

自然が豊かなネパールの逸品のひとつ、はちみつをご紹介しました。

自然の恵みで栄養豊富なはちみつですが、ネパールではバターツリー、ライチ、ルディロなどレアなはちみつが手に入ります。

また有名なマヌカハニーにも品質では負けていない本当に貴重なワイルドハニーも手に入ります!

ネパールに来られる際には、はちみつ屋さんにもぜひお立ち寄り下さいね。

 

日本ではどこで買えるの?

ネパールのチェパン族が集めたローカルハニー、こちらから購入できます。

 

ヨーロッパ産などの純粋はちみつを安価で買いたい方は杉養蜂園さんがおすすめです。まずはいろいろな種類を少量試してみて、好みの味を見つけられるといいですね。

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