ネパールの逸品 ヘナ(メヘンディ)髪染めだけでないその用途とは?

悲しいけれど、加齢と共に気になってくるのが、黒髪にちらほらと混ざりだす白いもの…。

科学的なヘアカラーは、目に入ると視力を悪くすることがあると聞き、ヘナを愛用している人も多いのでは?

 

ネパールで暮らしだして、ヘナの木が植えられていることに気付きました。

インドやネパールはヘナの育つ土地なのです。

そんなわけで、日本ではそんなに安くないヘナですが、ネパールではお安く売られています。

 

今日は日本人も愛用しているヘナの歴史、ネパールでの使用法、ネパールでお土産にヘナを買う方法について、ご紹介したいと思います。

ヘナの歴史

 

ヘナはミソハギ科の植物で、高さ3~6メートルの常緑低木です。

ヘナは今から5千年以上前から、パキスタン、インド、アフリカ、中東などに広く見られ、使用されていました。

エジプトではクレオパトラも使っていたと言われています。

そして、現在の一大産地は、インド・ラジャスターン州です。

 

☆ヘナの収穫・加工の様子を詳しく知るにはこちらのHPがおすすめです。

ヘナの産地にてヘナを見つめ続けて12年…よりよいヘナをお届けするために今も考えています。…

 

こぴらはヘナの花を見たことがありませんが、ネパリの友人と道を歩いていると、ヘナの木を発見。

「ヨ ヘンナ ホ (これはヘナよ)。アリ パウナ チャハンチュ(少しほしいわね)」と教えてくれたと思ったら、次の瞬間、友人は家の人に呼びかけていました。(*_*;

 

お宅のヘナが欲しいから、鎌を貸してちょうだい!

家の人も鎌を持って現れ、「どーぞ」という塩梅…。

うーん、ネパリのおおらかさ、大好きです。

 

 

ドキドキしたけれど、友人はヘナの枝をもらって満足そうでした。

そして、こぴらにもヘナの葉を沢山分けてくれました。

ネパールでのヘナの使い方

 

さきほどのヘナ、友人は枝を挿し木して、後日自分の庭に植えたそうです。

こぴらは、乾燥させて普通に髪染めに使ってみました。自分で攪拌すると細かい粉にはなりませんでしたが、まぁまぁ染まってくれました。

 

いろいろ話を聞いていると、ネパールでのヘナの使い方はちょっと想像と違っていました。

だいたい次の4通りの使い方があるそうです。

 

1.清涼剤として使う

 

暑い時、生のヘナの葉をつぶして、ほてっところに塗るそうです。そうすると、ひんやりと体が冷えて、生き返るそう。

 

2.髪のトリートメントとして使う

 

ネパールでは若い女の子たちも、ヘナを使います。染めるのではなくトリートメントとして使うと、髪がしっとりと良くなるそうです。

確かにヘナ染めはトリートメント効果もあると言いますが、日本ではそのためにわざわざ使いませんが、ネパールではもっと暮らしに密着しているようです。

 

3.髪染めとして使う

 

日本と同じように、髪染めとしても人気があります。

ヘナをただぬるま湯で溶くだけではなく、しょうがのおろしたものや、トリコテールなどのオイルを混ぜて使います。

冬場は特にしょうがを混ぜるとぽかぽかと温かく快適に髪染めができるそうです。

 

4.メヘンディと呼ばれるタトゥーに使用する

 

ネパールでは日本よりタトゥーを入れている人が多いですが、ヘナも“メヘンディ”と呼ばれるタトゥーに使います

ただし、この“メヘンディ”のタトゥーは一度染めると、1週間くらい持つ一時的なもの

本物のタトゥーは絶対入れない人も、ヘナのタトゥーは楽しむようです。

 

お祭り前や、また結婚式の前に、花嫁がメヘンディで派手なタトゥーを腕から指先まで入れます

 

最初に見たときは、この“茶色い入れ墨”にギョッとしましたが、見慣れると

「ああ、ティハールのお祭りが近いんだな」と、勘づくようになってきました。

 

旅行中に“メヘンディ”を体験したい人は、町のビューティーパーラーで

「ヤハン メヘンディ ラガウナ サキンチャ?(ここではメヘンディを入れられますか?)」と聞いてみましょう。

 

ネパールでヘナを買う

 

ネパールではシャンプーなどを置いている店ではたいていヘナを手に入れることができます。

ネパールでは、ヘナではなく「ヘンナ」といいます。

「ヘンナ パインチャ?(ヘナは手に入りますか?)」と聞いてみましょう。

 

こちらのヘナは100gでRs.85 安いですねー。

ヘナで染めると、赤に近い茶色に染まりますが、ネパールでは色を調整できる『インディゴ(藍)』も手ごろに手に入れられます

 

こちらは10gでRs.30程です。

 

私は前からヘナを愛用していますが、ネパールのヘナは安いので、日本に帰る時にはいつも買って帰ります。

  • 明るい茶色に染めたい場合は、ヘナ30gにインディゴ10g
  • 暗めの茶色に染めたい場合は、ヘナ30gにインディゴ20gが目安です。

 

ネパールに来られる際には、ヘナと一緒にインディゴも買うことをお勧めします。

 

日本では、手に入りにくいインディゴを売っているお店がないかと探してみたら、ありました!

最初にご紹介したホームページの【マハラニ】さんの商品でした!良質のヘナも安価で売られていて、これはおすすめですねー。

 

 

まとめ

 

今日はネパールの逸品としてヘナをご紹介しましたが、同じ植物でも国によって使われ方が違うことに驚きますね。

そして、様々な用途に使える植物がたくさん地球に自生していることに、自然の奥深さを感じます。

自然の恵み…ありがたく使っていきたいですね。

 

 

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